高血圧対策に『運動不足解消』

運動不足』は高血圧症、高血糖症(糖尿病)、高脂血症、メタボ、肥満、虚血性心疾患、骨粗鬆症などの 「生活習慣病」の大きな原因になります。 運動不足解消は、生活習慣病の最も基本的な予防法です。
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■生活習慣病と運動不足

「1日1万歩」が推奨されている

『運動不足』は高血圧、高血糖症(糖尿病)、高脂血症、肥満・メタボリックシンドローム、虚血性心疾患、 骨粗鬆症などの「生活習慣病」の大きな原因になります。 「生活習慣病」とは、「食習慣の乱れ、運動不足、喫煙、過度の飲酒」 などに起因する病気の総称ですが、食生活の乱れや運動不足 による「肥満」がさまざまな病気を 引き起こす原因になることはよく知られており、特に、「内臓脂肪型肥満」「メタボリックシンドローム」 の最も大きな原因となります。

生活習慣は、相互に密接に関連しており、1つの生活習慣の改善のみで予防できるものではありませんが、 『運動不足解消』が、高血圧・糖尿病(U型)・高脂血症・骨粗鬆症などに対して、 最も基本的で有効な予防改善策であることはよく知られていることです。 運動は内臓脂肪減少やLDLコレステロールの低下、HDLコレステロールの増加、 インスリン感受性亢進、血圧低下、酸化ストレス低下などを介して、冠動脈プラークの安定化に貢献します。

これらの生活習慣病を予防する運動は、ゆっくりした持続性のある運動で、 「有酸素運動(エアロビクス)」と呼ばれるものです。 一方、激しい急激な運動は糖分の消費が多く、脂肪の消費が少ない上に、活性酸素による組織障害や 高齢者では運動に伴う事故やけがも見られるので、あまり勧められていません。 マラソンのようにハードな運動は、活性酸素を体内に大量に発生させることになり、かえって逆効果になります。 また、ジョギングやマラソンはかかとや膝を痛めるおそれもあります。 かかとの故障は、それより上のさまざまな部位に故障を引き起こすことになります。

生活習慣病予防に最適な運動は 「ウォーキング」です。 「運動不足解消」のためには「歩くこと」が推奨されています。 歩くと気分が爽快になり、ストレス解消効果もあります。 血圧や血糖値を下げる効果や癌を予防する効果もあるといわれています。

1日に歩く歩数は、さまざまな調査・研究によって、生活習慣病予防には最低でも週に700kcal、 できれば週に2,000kcal程度を 消費する運動を継続することが望ましいといわれています。 週に2,000kcalとすると、1日約300kcalを消費する計算で、 これをもとにと歩数を割り出すと、成人男性の場合歩数は14,000歩になります。 14,000歩が理想ですが、一般的には区切りよく、「1日1万歩」を目標にすることが推奨されています。 (「健康日本21」では、男性は1日平均9,200歩、女性は8,300歩が目標)

「歩くこと」は費用もかからず、最も効果的な改善法です。 ゆっくりした運動である「歩行」は通勤時などにも実行しやすい運動です。