■コントロール不良高血圧に「腎臓トレーニング」

腎臓病の7割は進行が止まり、コントロール不良高血圧も下がると『腎臓トレーニング』が評判。



■腎臓の糸球体の血液濾過機能が低下する

腎臓病の人のクレアチン値は下がらない、というのが世間の常識です。 しかし、私たちのクリニックでは、近年、急増している慢性腎臓病の治療で顕著な成果を上げており、 患者さんの多くにクレアチニン値の低下が見られます。クレアチニン値とは、腎臓病の進行度を示す指標です。 クレアチニンは、アミノ酸が筋肉でエネルギーとして燃焼された後に生じる老廃物ですが、 本来は腎臓の糸球体(血液を濾過して老廃物を取り除く毛細血管の塊)で濾過されて尿中に排出されます。 ところが、糸球体が衰えるとクレアチンを濾過しきれなくなり、血液中のクレアチニン値が上昇してしまうのです。

実は、2008年からeGFR(クレアチニン値を基準に年齢と性別を考慮して計算された糸球体濾過量の換算値) という検査値が腎臓病の指標になりました。しかし、患者さんの多くは、 その前からクレアチニン値で腎臓病の改善度を測っているため、 私たちは主にクレアチニン値を指標にしています。

クレアチン値による腎臓機能の評価
第1期 要経過観察 男性が1.2〜1.3mg/dl、女性が0.9〜1.0mg/dl
第2期 中程度の腎不全 男女とも1.5mg/dl以上
第3期 重症 男女とも2.4mg/dl以上
第4期 回復困難 男女とも5mg/dl以上
第5期 人工透析に入る目安 男女とも10mg/dl以上