高血圧の合併症対策に『血管年齢チェック』

高血圧で怖いのは、脳・心臓・腎臓・目の合併症で、「血管年齢チェック」で血管の傷み具合を探れ。


■血圧を低く保つだけでは合併症は防げない

高血圧の真の恐ろしさは、長い年月をかけて全身の血管を音もなく蝕み、動脈硬化を勧めて脳・心臓・腎臓・目など 全身に深刻的な合併症を引き起こすことにあります。今は合併症がないからといっても、決して安心はできません。 「サイレントキラー(沈黙の殺人者)」の異名を持つ高血圧は、静かにそして執拗に全身の血管を傷めつけてくるからです。 何度も言うように、高血圧で最も重要なのは、合併症の発生を防ぐことです。 そのためには、日常生活で血圧を低く保つ必要があるわけですが、実はそれだけでは不十分です。 合併症の発生を本当の意味で防ぐには、動脈硬化の進行を抑えなければならないのです。 そこで重要なのが『血管年齢』を知ることです。血管年齢とは、「血管の老化度」 つまり「動脈硬化の進行度」がわかる新しい指標で、現在は、多くの病医院で専門的な検査を受ければ 血管年齢が導き出せます。高血圧の治療を受けている人は、血管の状態を把握するために一度、 主治医に相談して血管年齢を測定するといいでしょう。


■血管年齢が実年齢より10歳以上上なら要注意

とはいえ、病医院であえて測定しなくても、自分自身でおおよその血管年齢を算定できることをご存知でしょうか。 血管年齢の算定の仕方は簡単で、下のチェック表の質問に一つ一つ回答しながら、回答に応じた得点を足したり引いたりして、 その合計点を実年齢に加算すればいいのです。そうして導き出された値が、あなたの血管年齢となるわけです。 質問項目は「生活習慣・自覚症状チェック」と「健康診断の結果チェック」とに分かれています。 生活習慣・自覚症状チェックでは、食事や運動の習慣、家系、体質、自覚症状などについて質問されます。 一方、健康診断の結果チェックでは、血圧とコレステロール値が特に重要な判断材料となります。
血管年齢を導き出した結果、実年齢より10歳以上老けていた人は、動脈硬化がかなり進行していると判断できるので、 病医院で血管の状態を詳しく調べてもらうことをお奨めします。そうすることが、合併症の発生を防ぐ第一歩となります。


■生活習慣・自覚症状チェック

▼実年齢より若く見られる?
若く見られる(-0.5)
年相応にみられる(±0)
老けて見られる(+1)
▼しわは同年代の人より多い?
多い(+1)
少ない(-0.5)
どちらともいえない(±0)
▼白髪は同年代の人より多い
多い(+1)
少ない(-0.5)
どちらともいえない(±0)
▼物忘れが気になる?
気になるほど多い(+1)
少ない(±0)
▼骨量は多い?
多いといわれた(-0.5)
少ないといわれた(+1)
わからない(±0)
▼動悸・息切れ・胸痛が起こる?
よく起こる(+1.5)
たまに起こる(+0.5)
ほとんど起こらない(±0)
▼疲れは感じる?
ほとんど感じない(-0.5)
時々感じる(±0)
いつも感じる(+1)
▼便秘がち?
慢性的な便秘(+1)
時々便秘になる(±0)
毎日快便(-0.5)
▼冷え性に悩んでいる?
ひどい冷え性(+1)
どちらかというと冷え性(+0.5)
冷え性ではない(±0)
▼食事の回数・時間は?
1日3食とり、毎日ほぼ同じ時間(±0)
1日3食だが、食事時間はバラバラ(+0,5)
1日、1、2食しかとらない(+1)
▼1回の食事量は?
腹8分目(-0.5)
腹10分目(+0.5)
腹12分目(+1)
▼3食の食事のバランスは?
朝食が特に多い(±0)
昼食が特に多い(+0.5)
夕食が特に多い(+1)
▼外食やコンビニ食の頻度は?
週に1日以下(±0)
週に2〜4日(+0.5)
週に5〜7日(+1)
▼1日にとる野菜の量は?
両手のひらに3杯(-0.5)
両手のひらに2杯(±0)
両手のひらに1杯(+2)
▼飲酒の量は?
適量もしくは飲まない(-0.5)
よく適量を超える(+1)
▼食事の好みは?
油っこい料理が好き(+1)
サッパリした料理が好き(-0.5)
どちらともいえない(±0)
▼味付けは?
濃い(+1)
どちらかといえば濃い(+0.5)
薄い(-0.5)
▼青背の魚をよく食べる?
週に3回以上食べる(-0.5)
週に1〜2回(±0)
ほとんど食べない(+1)
▼1日の平均睡眠時間は?
6〜8時間(±0)
8時間超(+0.5)
6時間未満(+1)
▼ストレスは?
ほとんど感じない(-0.5)
適度だと感じる(±0)
過剰だと感じる(+1)
▼喫煙習慣は?
吸わない(±0)
1日数本吸う(+1)
1日10本以上吸う(+2)
▼適度な運動の習慣は?
毎日行う(-2)
週に3回程度行う(-1)
運動は苦手で週に1回程度(+1)
▼1日の平均歩数は?
1万歩以上(-2)
6,000〜1万歩未満(-1)
3,000〜6,000歩未満(±0)
3,000歩未満(+2)
▼歩く速度は?
速い(-0.5)
ふつう(±0)
遅い(+0.5)
▼家系に脳卒中や心臓病の人が多い?
多い(+1.5)
どちらかといえば多い(+0.5)
少ない(±0)

■生活習慣・自覚症状チェック小計