診察室血圧/家庭血圧/白衣高血圧/仮面高血圧(早朝高血圧・夜間高血圧)

血圧は、測定するタイミングや環境などによって変化します。 毎日できるだけ同じ環境で測定して、自分の平均的な血圧を知っておきましょう。


■本当の血圧を知るには?

なるべく毎日同じ時間、同じ環境で測定して平均を出す

血圧はもともと一定なものではなく、体の状態に応じて変動することで、私たちの生命活動を維持しながら、自然な生活リズムを作っています。 昼間の活動中と夜の就寝中では異なり、怒っているときと穏やかな時でも異なります。測定するたびに違ってくるものなのです。 自分の”本当の血圧”を知るには、同じ時間に同じ環境で測定して、その平均値を見ていくことが大切です。 そのためには毎日測ることになるので、家庭での測定が欠かせません。 「高血圧治療ガイドライン」にも、診察室血圧家庭血圧に差がある場合には、家庭血圧による診断を優先するように記載されています。

●家庭での血圧の測り方

家庭での測定には、上腕式の血圧計を使うようにしましょう。正確な血圧を知るために、正しい方法で測定してください(下イラスト参照)。 朝と夜それぞれ2回ずつ測定し、血圧手帳やノートに記録しておきます。 朝、夜2回ずつ、すべての数値を記載するのが基本ですが、記入するスペースがない場合は、平均値を記入します。 その日の体調や出来事もメモしておくと、どんな時に血圧が上がりやすいかなどを知ることができます。 自分の思うような数値が出ないからと何度も測定する人がいますが、続けて4回以上測定しての値を判断に用いることは、正確ではないので避けましょう。 また、横になりながらの測定、散歩や運動後の測定など、正しい方法ではない測定では、正確な数値が得られないので注意してください。

■高血圧の基準値

診察室で測る数値と家庭で測る数値では異なる

血圧は、医療機関などで診察時に測定した値よりも、家庭で測定した血圧のほうがリラックスしているためか低く出る傾向があります(あくまで、一般的傾向です)。 そのため、高血圧の基準値も2種類あります。

▼医療機関や検診で測る場合
上の血圧が140mmHg以上または下の血圧が90mmHg以上。

▼家庭で測る場合
上の血圧が135mmHg以上または下の血圧が85mmHg以上。