高血圧に関連する病気

高血圧に関連する病気には「動脈硬化」「心臓病」「腎臓病」「糖尿病」「睡眠時無呼吸症候群」などがあります。
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■高血圧に関連する病気

動脈硬化
動脈硬化とは、血管の柔軟性が失われ、硬く、もろくなって、血管壁が厚くなり、内腔が狭くなる状態を言い、 血圧が高いと血管壁が傷つき、動脈硬化が起こりやすくなります。 動脈硬化が進むと「末梢血管抵抗」が増加し、血圧が上がります。 高血圧は自覚症状に乏しく、その危険性を十分に認識している人は多くありません。 高血圧が続くと動脈硬化を促進し、危険な合併症を引き起こしやすくなります。 そこに高血圧の怖さがあるのです。

脳卒中
「脳卒中」は、高血圧の合併症の中でも特に、高血圧との関係が深い病気です。 一度発作が起こると命にかかるうえ、一命を取り留めても麻痺などの後遺症が残ることの多い、重篤な病気です。

心臓病
高血圧になると、血液を送り出している心臓にも大きな負担がかかります。 心臓病にはいろいろなものがありますが、高血圧とのかかわりで特に気を付けたいのが、 「心肥大」「狭心症」「心筋梗塞」「心不全」の4つです。 心臓の筋肉が厚くなるのが「心肥大」、働きが著しく低下するのが「心不全」、 動脈硬化によって起こるのが「狭心症」「心筋梗塞」です。 高血圧になると、血液を強い力で送り出すために、心臓の筋肉が厚くなって、ポンプ機能が低下し、 心臓の血管の動脈硬化が促進します。

腎臓病
腎臓は血圧との関係が深い臓器で、腎機能が低下すれば血圧は上がり、 逆に血圧が上がれば腎機能にも影響が出ます。 高血圧で腎臓が障害されると、糖尿病や心筋梗塞などの危険性も高まります。 腎臓病には、血液を濾過する腎臓の血管に動脈硬化が起こり、腎臓が硬く小さくなる「腎硬化症」と、 それが進行して腎機能が著しく低下した「腎不全」があります。 高血圧があると、腎臓の濾過機能が酷使されて、腎機能が低下していきます。

糖尿病
糖尿病とは血糖値が高い状態が続くことで、様々な合併症を起こす病気です。 糖尿病と高血圧は、どちらも「インスリン抵抗性」という共通した背景があるため、 糖尿病と高血圧の両方を持つ人が多くみられ、合併すると、命にかかわる病気を起こす危険性が高まるので、 血糖・血圧とも、早期からきちんとコントロールすることが大切です。

睡眠時無呼吸症候群
高血圧がある人は、睡眠中に何度も呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」を併せ持っていることがしばしばあります。 睡眠時無呼吸症候群になると、「無呼吸」による酸素不足を補おうとして、心臓が強い力で血液を送り出すため、 心臓や血管にかかる負担が大きく、突然死を招くこともあります。