平均血圧で動脈硬化度を知る

一般に、動脈硬化は細い血管から太い血管へと進行していく特徴があります。 ですから、動脈硬化になると、まず平均血圧が上がり、次第に脈圧も上がっていきます。 血圧の上と下の数値から算出できる「平均血圧」で動脈硬化が早期発見でき、100前後なら要注意です。

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■「平均血圧」とは?

血管の老化には2つのタイプがある

血管の老化が全身で進行すると、やがて心筋梗塞や脳卒中(脳梗塞・脳出血)といった命に関わる病気を招くことになります。 このような病気を引き起こす血管の老化には、大きく分けて2つのタイプがあります。 1つは、血管の組織そのものが硬く厚くなり、血管の内腔も狭まる「器質的血管壁硬化」で、 もう1つは、高血圧やストレス、緊張によって一時的に血管が硬くなる「機能的血管壁緊張」です。
心筋梗塞や脳卒中を招く原因として、器質的血管壁硬化、つまり「動脈硬化」 の進行だけを注目しがちですが、実は機能的血管壁緊張によっても、これらの病気の多くが引き起こされます。 例えば、心筋梗塞は心臓の冠状動脈が詰まることで起こりますが、この場合、動脈硬化の進行によって血管の内腔が 極度に詰まった結果だと考えるのが普通でしょう。
しかし、心筋梗塞は、普段から血管の50〜90%が詰まっている状態よりも、25%しか詰まっていない状態 (血液の75%は通る)のほうが起こりやすく、この25%詰まった状態で心筋梗塞の約6割が発症しているのです。