更年期女性の高血圧

更年期には「基礎代謝量」が減る上に、運動不足や過食が加わって太りやすくなり、 それに伴って血圧も上がりやすくなります。


■更年期と高血圧

女性が閉経を迎えるのは、個人差はありますが、だいたい50〜55歳くらいで、閉経前後の約10年間を「更年期」といいます。 更年期には「顔のほてり」や「動悸」など、さまざまな症状が現れる「更年期障害」が起こりやすくくなりますが、 高血圧もこの時期に発症しやすくなります。 この頃になると「基礎代謝量」が減る上に、運動不足や過食気味になりがちなので、太りやすくなり、 体重が増えてくると、それに伴って血圧も上がりやすくなります。 肥満は高血圧の要因となるので、女性の高血圧対策としては、「更年期の肥満」に注意することが大切であると言えるでしょう。


■20歳の頃の体重を目安に

無理な減量はしない

人間の体は20歳くらいまでに骨格や筋肉ができあがるので、それ以降に増えた体重は脂肪分と考えられます。 したがって、その頃すでに肥満症であった人を除き、通常の場合、20歳の頃の体重がベストであると考えられます。 女性の体はもともと、低エネルギー状態(飢餓状態)に強いため、食生活の見直しだけで 体重を大きく減らすのは難しくできています。それに加え更年期になると基礎代謝量が減るのですから、 短期間に極端な食事制限を行って減量しようとすると健康を害してしまいます。 高血圧対策という観点からいえば、無理なく体重を減らすには、1日200kcal程度の食事制限が妥当です。 例えば、食事の前にノンオイルのドレッシングをかけた青菜サラダを時間をかけて食べたり、 ノンシュガータイプのガムを噛んだりすると満腹感が得られ、食事の量を無理なく減らせます。 また、肉の脂身やバターなどの動物性脂肪、スナック菓子などを控え、調理に使用する油も少なめにすることも大切です。