高血圧の症状・サイン

高血圧自覚症状としては頭重、頭痛、めまい感、ふらふら感、肩こり、息ぎれ、動悸、 疲れやすい感じなどが現れることもありますが、 特徴的な病状ではなく、無症状のことが多く、大半は健康診断などの血圧測定で指摘されて気づきます。 しかし、高血圧が長く続いて脳、心臓、腎臓などに障害が起こると、それに伴う症状が出現します。 何らかの症状が生じるようになったら、臓器障害が加わったものと考えてよいでしょう。
肩こりは午後に起これば心配ありませんが、朝から起こる場合は高血圧のサインで、脳梗塞が心配されます。
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■高血圧

心臓は、収縮と拡張を繰り返して血液を全身に送っています。 心臓から送り出された血液が、血管の中を通りかかる時にかかる圧力が「血圧」です。 血圧は上の血圧と下の血圧で表示されます。上の血圧は、心臓が収縮して血液を送り出す時の値で「収縮期血圧」といいます。 血液が勢いよく出ていくので血液は最も高くなります。 このとき、大動脈は拡張し、心臓から出た血液の45%が大動脈内に残ります。 下の血圧は、血液が戻るために心臓が拡張されたときの値で「拡張期血圧」といいます。 心臓から血液が出ることはありませんが、大動脈が収縮して大動脈内の血液を緩やかに全身に送り出します。 そのため、血圧は最も低くなります。

血圧は上の血圧が140mmHg以上、或いは下の血圧が90mmHg以上のどちらか一方が当てはまると高血圧と診断されます。 ただし、この値は医療機関で測った「診察室血圧」の場合です。 家庭で測った血圧のことを「家庭血圧」といいますが、一般に家庭血圧は低めに出ます。 そのため、診察室血圧から5mmHgを引いて、上の血圧が135mmHg以上、 もしくは下の血圧が85mmHgのどちらかに該当すれば、高血圧となります。 年齢を重ねて血管が硬くなると、大動脈の収縮と拡張が弱まるため、収縮期血圧は上がりやすく、 拡張期血圧は下がりやすくなります。下の血圧が低いからと油断せずに、上の血圧の変化を見逃さないことが重要です。


■危険な高血圧の症状

早朝高血圧
早朝高血圧は、危険な高血圧です。 脳卒中や心筋梗塞は朝方に起こることが多く、早朝高血圧がそれらの発症の引き金になっている可能性が高いのです。 その発見には、家庭での朝の血圧測定が必要で発見が遅れれば脳や心臓などの血管が傷つく心配があります。

職場高血圧
夜間や早朝の血圧は正常なのに、仕事をしている間に血圧が高くなる『職場高血圧』は、 仕事による精神的なストレスに疲れなどが重なることで、血圧が上がります。

更年期女性の高血圧
更年期には「基礎代謝量」が減る上に、運動不足や過食が加わって太りやすくなり、 それに伴って血圧も上がりやすくなります。

正常高値血圧に注意
血圧が少し高めの「正常高値血圧」は、高血圧ではないものの、 状態によっては、命に関わる病気を引き起こす危険性があります。