血圧の仕組みと役割

血圧』とは、心臓から送り出された血液が血管の壁に与える圧力のことで、血液を全身にめぐらせるために必要なものです。 血圧には、収縮期血圧と拡張期血圧があり、心臓が収縮して全身に血液が送り出されるときの血圧が収縮期血圧(上の血圧)、 心臓が拡張して全身を巡ってきた血液が再び心臓に流れ込んで来るときの血圧が拡張期血圧(下の血圧)です。 血圧は、心臓から送り出される血液量と末梢血管の抵抗が血圧によって決まります。 ここでは、血圧の仕組みやその役割、血圧が上昇する仕組みを説明します。


■血圧の仕組みと役割

●血圧とは?

心臓から送り出される血液が血管の壁に与える圧力のこと

血液には、「全身に酸素と栄養を供給する」「全身から二酸化炭素や老廃物を回収する」という、重要な役割があります。 心臓がポンプのように収縮と拡張を繰り返すことで、血液は全身を巡ることができます。 「血圧」とは、心臓から送り出された血液が、血管の壁に与える圧力のことです。 血圧は、心臓の収縮と拡張の働きに伴って、常に変動しています。


●収縮期血圧と拡張期血圧

心臓が収縮すると、全身に血液が送り出され、血圧は最も高くなります(収縮期血圧/上の血圧)。 心臓から送り出された血液は、「大動脈」という太い血管を押し広げ、血液の一部はここに蓄えられます。 一方、心臓が拡張すると、全身を巡ってきた血液が再び心臓に流れ込んできます。 この時、血圧は最も低くなります(収縮期血圧/下の血圧)。 拡張期には、心臓からの血液の供給は途絶えますが、大動脈内に蓄えられていた血液が、 大動脈の収縮で全身に送り出されて、血流が確保されます。