足先の痺れ(閉塞性動脈硬化症・糖尿病)対策

足先の痺れでは、片足の足先の痺れと冷えは足の動脈硬化「閉塞性動脈硬化症」が疑われ、歩いてふくらはぎが痛めば重症です。 また、両足の足首から先の痺れや違和感に加えて、ほてりや冷えが伴えば糖尿病のサインで、 異常発汗(汗が出ない、味覚の刺激によって多量の汗をかくなど)、消化不良、便秘、立ちくらみといった不快症状を伴うようになったら、 高血糖・糖尿病が進行しているサインです。


■足の動脈硬化(閉塞性動脈硬化症)

足の動脈硬化は50歳以降の男性に多い

片方の足に痺れや痛みが出て、常に足冷えを感じる人は、 足の動脈硬化( 閉塞性動脈硬化症)の疑いがあります。 動脈は、心臓から全身に酸素や栄養がたっぷり含まれた新鮮な血液を送る血管で、血液がスムーズに流れるように、 内壁は弾力があり、滑らかになっています。 そうした動脈が硬くなり、内壁にコレステロールなどがたまって血流が悪化した状態を 「動脈硬化」といいます。 心筋梗塞は心臓の血管が、脳梗塞は脳の血管が動脈硬化を起こし、血流が阻害されて起こります。 この動脈硬化が足に起こったものがいわゆる『閉塞性動脈硬化』です。 足の動脈硬化は、男性に圧倒的に多く、男女比でいえば6:1の割合。ともに50代を過ぎたあたりから増えていきます。 この足の動脈硬化の症状は、通常、四段階を踏まえて進んでいきます。

第一段階では、片足に痺れや痛み、冷えを感じるようになります。 そもそも動脈硬化は今日、明日というように急に起こるものではなく、ゆっくりと時間をかけて進んでいきます。 そのため、両足共に動脈硬化が進んで一挙に症状が出るわけではなく、通常はどちらか一方の足に症状が現れます。 足の動脈硬化は足のどこかに生じていて、痺れや痛みもこの場所に出ると断言することができません。 しかし、動脈硬化は細い血管に起こるため、特に足先に動脈硬化が起こりやすく、 結果として足先の痺れや痛みが生じやすい、といえます。 また、血流が滞るため、痺れや痛みと同時に冷えも感じるようになります。


■動脈硬化が進行すると

実に恐ろしい敗血症まで招く

第二段階では、歩いている最中に足(特に、ふくらはぎ)に痺れや痛みが生じ、立ったまま数分休むと 痛みが軽快する「間欠性跛行」が起こります。歩いていると、足の筋肉は多くの酸素を必要とします。 しかし、足の血管が狭くなっていると、足に必要なだけの酸素を送り込めません。 そのために、足が痺れたり、痛んだりするのです。 休むと痺れや痛みがなくなるのは、足の筋肉に必要な酸素が送られるようになるためです。 この第二段階に達した場合は、足の動脈硬化が進んでいると考えた方がいいでしょう。

そして、第三段階では、第二段階の足の痺れや痛みが、安静にしているときでも起こるようになります。 これは、血流の滞りが足の神経をも障害したことで起こっている、と考えられます。 最後の第四段階になると、足のかかとやくるぶしなどに潰瘍ができたり、壊死を招いたりして、 足の切断に追い込まれることがあります。 また恐ろしいことに、足の傷口から入り込んだ病原菌が繁殖して全身に回る、 「敗血症」という病気を招くこともあります。 ブラジルの人気モデルであるマリアナ・ブリジさん(当時21歳)が、 両手両足を切断するなど壮絶な闘病の末に亡くなったのも敗血症でした。